第1回(ミニ)オフ会
− 2001/08/19京都 −


参加者:マラ・ブランさん 義経さん 管理人



8月19日午前5時。
…眠い。
2時間ほどの睡眠から目覚めて、シャワーを浴びる。
今日は緊急オフ会。
義経さんの車でマラ・ブランさんに会いに行くのだ。
以前から予定していた9月のオフ会が義経さんの都合で危うくなったからである。
ノロノロと準備をしていると義経さんから電話。
10分ほど遅れるとの事。
そんじゃま、と昨夜買っておいた特売半額の寿司をもさもさと食う。
ゆっくり食い過ぎて遅刻(汗)。
慌てて待ち合わせ場所に自転車を漕ぐが、やはり途中で義経さんから電話。
『今どこです?』
夜勤明けでわざわざ近郊の駅まで迎えに来て、
しかも遅れる旨の電話までいれたのに…
と怒りのオーラが感じられる中、遅れる事5分ほどで到着。
コンビニで飲み物を購入してから一路、高速道路へ。


幸い天候に恵まれ、時間帯も早い事もあって道中快調。
さっそく濃いヲタク話に花が咲く。
『なぜ戦車砲の威力は砲長身に影響されるのか』
という毎度ながら鋭い義経さんの質問にびびりながらも、
TRPGやボードゲームについて話し合う。

高速道路の楽しみはサービスエリアでの休憩。
高くて不味い食事に不平をいいながら食べるのもお約束だ。
朝食をとって無かった(というか気をつかえ自分:汗)
義経さんはトリ丼と黒豚焼売を注文。
嫌いな紅生姜がたくさん乗っている、とこぼす。
フっ、甘いぞ。嫌いな物は事前に「無しで」と言っておくものだ。(←ネギ嫌い)
猫舌の義経さんが食事を終えるまで、恥ずかしげもなくGBカラーを取り出して遊ぶ。
いい年をしたオッサンがすることでは無い。
しかも夏コミ対策(待ち時間つぶし)ではじめたドラクエ3。
やっていると義経さんが画面を覗き込んでくる。
『こういうの他人のキャラネーム見るの好きなんですよね。
その人の趣味が出るでしょ。元ネタは何ですか?』
ふふん。
私は全部オリキャラと決めているのだ。
元ネタなんてないのだ。
Wizなどはキャラの名前を考えてプレイするまでに一週間以上悩むアホぶりである。
聞けば義経さんの場合はHNにもなっている”義経”以下
一党の名前をいつも使っているらしい。
歴史上の人物とは何とも凄い。
アホな名前をつけて悦にいっている自分が恥ずかしくなってくる。
しかも、オリキャラですとかいいながら女僧侶はちゃっかり
「○ーラ(様)」な事に気がついて汗をかく。
自分の無理矢理な弁明にニヤつく義経さん。
お、おのれ。

気がつくと義経さんが「ケチャップがない」といって席を立つ。
ケチャップ?
トリ丼と焼売で??
「焼売にケチャップはお約束ですよ」
と嘘ぶきながら本当にケチャップをつけて食べ出す義経さん。
!!!!
ドラクエの仇を焼売でとばかりに問いただす自分に義経さんはさも当然という風に、
『餃子、焼売は言うに及ばず、空揚げ、春巻き、
中華にはケチャップが必須でしょう!富山の中華料理店では必ずついてきますよ!』
なっ?!中華にケチャップ?!!
富山に赴任して半年…
まだまだココはワンダーゾーンである。


無事京都に到着。
ブランさんのメールを頼りに待ち合わせ場所であるK大学へ。
道路マップをかかえて助手席でおろおろするばかりの自分に、
まったく不安なさげに進む義経さん。
良かった。道わかってるんですね。
「大丈夫。俺のカンがそう言っている。」
あう(汗)。
自信満々で大学とおぼしき内部へさっさと車を乗り入れる義経さん。
あうあうあう。
「大丈夫。俺のカンを信じろ。」
で、でも正門前で待っているはずのブランさんも見えないし、
警備員のおじさん睨んでるし、
まったく動じることなくすたすたと車を降りて構内に消えてしまう義経さん。
た、助けて!ブランさん!(携帯)
『今どこですか?』
あうあう。なんか構内に入っちゃったの。どこかわかんないの(幼児化)。
『え?構内?(絶句)…そこから何か見えますか?』
えと、えと、あの…
「あっちに見つけましたよ。ブランさんだ。乗って、乗って。」
背後に義経さんの声。
…
義経さんって凄い。


「いやぁ、この恰好で待ってれば目立つと思ったんですがねぇ」
にこやかに頭をかくブランさん。
うん。確かに。
でも、日差しを避けて木陰に佇んでいたら、まったく逆効果ですよ!!!
タイガーストライプ(迷彩)柄のTシャツ!!
迷彩効果抜群。


※タイガーストライプ
ヴェトナム戦争時に使用された迷彩パターンの一種。
虎縞に見える事からこの名が付いているが間違っても黄色模様では無い。
アメリカ軍の正式迷彩では無く、「非公式任務」の特殊部隊及び一部の
南ヴェトナム軍で使用された。


その後さっそくブランさんの案内で市内の模型屋、本屋を巡回する。
道中、ブランさんと義経さんが200円ガチャの「世界名作劇場」フィギュアにハマる。
…
世界名作劇場。
母を訪ねて三千里。ピーターパン。フランダースの犬。
…
マジっすか(汗)
2人とも大マジ。
た、戦うゲームサイトのオフ会に世界名作劇場は…
…うう、2人とも目が輝いているよほ。
フルコンプに燃えるブランさん。
フランダースの犬のラストシーンをGETしてご満悦の義経さん。
確かにデキは良い。中国人民の底力を思い知る。
でも、思い知るだけでやらない。
「このシーンを見て何度泣いた事か!」
と力説する義経さん。
ふん。
漢(おとこ)はそんなものでは涙を流さないのだ。
漢が泣けるのは「ソロモンの悪夢」とか「熱砂の攻防」とか「ザ・コックピット」である。
と、抗弁するもお2人にはまったく通じない。
しかもこの「犬」ですっかり浄化された(ブラン氏談)義経さんは、
その後同人ショップを前にして
「人の道を踏み外しませんように」
とホーリーシンボルのごとくフィギュアを握りしめ祈りの言葉を捧げる始末。
おうおうおう。
どうせオイラは汚れてるよっ!!
同人ショップで目の色変えてるよっ!!
(流石に夏コミ直後なので、何も買わなかったが品揃えはかなりの物だった)


嫌がらせのように以前掲示板で話題(?)になった「評判のシュークリーム」
を持参していたので2人に無理矢理食わせる。
しかもちょうど休憩できる広場では24時間TVの中継が…
19日のお昼ごろ、運が良ければギターを奏でるミュージシャンの背後に
すっかり暖かくなったシュークリームを無理矢理流し込む
ブランさんの姿が全国中継されたはずである。


昼食前に不味い物を食べてしまって、げんなりしながらお好み焼き屋へ。
私と義経さんはモダン焼き、ブランさんはお好み焼きを食す。
流石に鉄板のあるテーブルでいろいろと広げるわけにはいかず、
義経さんの話を聞いたりブランさんからダグラムフィギュアを貰ったりする。
リーンの翼の話とか猫舌の話とか他にもいろいろ盛り上がったのだが、
モダン焼きを食べるのに忙しく忘れてしまった。

<思い出した事@>
「あんまりおしくないね」という発言(シュークリームだったか?)の後に
ブランさんが、「帰国以来、不味いと思う食べ物に出会ったこと無し!」と発言。
さらには間近にひかえた渡航に話題が及ぶと、
「ブランに”不味い”と言わせる食べ物を全国から募集しても良い!!」
と豪語する。ブランさんに不味いと言わせたら賞金が出るらしい(嘘)。
挑戦者募集中。



そしていよいよメイン会場(笑)であるカラオケ屋でだべり会を開始。
歌を一曲も歌わず、各自の持参したネタ、
ブランさんの「ダンバイン資料集」と内緒の漫画、
義経さんの「ダンバインゲームブック」と内緒の漫画、
私の持参した「1/6、MG34トライポッド模型」と内緒の設定集
で大いに盛り上がる。
が…詳しい内容はここでは伏せておこう(笑)。


2時間だべって、おひらきになる。
土産物屋のならぶアーケードを通って駐車場へ。
冷やし飴を飲んだりして結構楽しめた。
案内してくれたブランさんに感謝。
帰路の飲み物を…と立ち寄ったコンビニで、
ブランさんが食玩(?)のザクFZを手に取り、私に見せてくる。
サンドイエロー塗装だったので83のヴィッター隊かと喜んだら、
「連邦軍仕様ですよ」
…
その姿、見るにしのびぬ…

ブランさんを送る車内。
最後の最後になってサイト本来のゲームネタになる。
(途中スタートレックも入ったが:汗)
義経さんが某養女育成ゲーにハマったという過去を吐露したので、
2人して義経さんを鬼畜よばわりする。
ちょっと悪ふざけが過ぎたかと反省。
義経さんごめんね。

ブランさんを無事送り届けて、帰路。
絞りきった雑巾のようなチャーシュー
の入ったジャンボラーメンを食したり、
(それこそブランさんに挑戦したいほどの味)
「浮上」に関する邪推を語り合ったり、
無理言って寄ってもらった古本屋で「惨敗」したり、
と最後まで楽しいオフ会でした。
全行程698キロ。
義経さん、ご苦労様でした。
ブランさん、ありがとうございました。

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