機種:PS2
発売元:ユービーアイソフト
価格: 7140円
発売日: 2005/09/15
※PS2版です。GC版ではありません。
大戦物FPS という情報だけで購入してしまいました。
メダルオブオナー(MOH)ヨーロッパ強襲と比べるとかなり毛色が違います(^^;
まだ2ステージしかプレイしていませんが、初見報告という事で参考にしてください。
1.ストーリー重視のノルマンディー戦
題名からして「バンドオブブラザーズ」を彷彿とさせる通り、主人公はアメリカ軍第101空挺団
の隊員になってノルマンディー戦の開始(6月6日)から8日間を戦います。
(全8面ということでしょうか?)
部下の13人にはそれぞれ名前や性格付けがあるようで、かなりストーリー重視の作品です。
ストーリーの流れにそってその都度クリア目標(命令)が発生していくのですが、
吹替えなしの字幕なのに日本語フォントが大変見難いです。
MOHヨーロッパ強襲も見易いとは言えないのですが、BIAは半角文字のようなフォントでさらに見難い(汗)
ただでさえゲームをやるには目が疲れると思うのですが、最近視力に衰えを感じている(笑)
私でなくてもこれはちょっと・・・(お使いのTVサイズが小さい方は要注意)
オープニングに表示されるスタッフロールのほとんどが日本人でないからなのかもしれません。
(韓国あたりに外注された感じです)
ストーリー重視ということで合い間にCG劇というかムービーっぽい画像が入るのですが
これも一昔前のレベルだと感じました。
ノルマンディー戦というのに海岸(上陸風景)のショボさといったら(;´д`)
PC版からの移植だからなのでしょうか?
ただ、空挺隊員ということで輸送機から飛び出すシーンなどは(CGのショボさはともかく)、
落下傘が主人公視点で画面一杯に開く様などMOHには無い雰囲気のある演出は良いと思います。
2.リアル志向(?)なゲームシステム
個人的にMOHや「マーセナリーズ」のような超人的に主人公が強いほうがストレスを感じず
好きなのですが、ブラザーインアームズ(BIA)はゴーストリコンに近いです。
主人公でも数発で死亡。
回復アイテムはありません。
武器の弾薬もMOHヨーロッパ強襲のように融通よく入手できません。
ドイツ兵はドイツ製武器の弾薬しか落としません。
無駄弾を使うとすぐにドイツ兵の武器を拾って使うハメになります。
各面はチェックポイントで区切られていて死亡するとその前のチェックポイントから再開できますが、
MOHライジングサンのようなセーブポイントではありません。
再開しても体力や弾数がチェックポイント到達時の状態で再開されるだけで電源を落とせば
またミッションの最初からとなります。
(つまり迂闊にダメージを食らうとリトライしても回復が無いので最初からやり直さないといけなくなる)
また射撃に関しても手ぶれが再現されていてMOHのようにスパっと命中というわけにはいきません。
自然と照準画面を多用することになるのですが、こちらもMOHに比べると銃に視点が
寄り過ぎているうえに、照準画面のまま動くことができず周囲の把握が困難です。
ゲームである以上、リアリティという言葉はあまり使いたくないのですがこの手のゲームシステムを
”遣り応え”と考えるか、ストレスと感じるかがBIAを買うかどうかの判断基準になるんじゃないでしょうか?(^^;
3.分隊指揮とタクティクス画面
いきなり13人を率いる分隊長と言われて焦りますが、最初は自分1人からはじまって
基本操作のチュートリアル。じょじょに仲間が増えていくようです。
部下への指示は「移動」「射撃」「突撃」の3パターン。
部下は射撃か突撃の得意な者にわかれていて名前の下のアイコンでわかるようになっています。
人数が増えてくると「射撃チーム」と「突撃チーム」というまとまりで命令していく感じです。
(13人それぞれに命令は疲れると思うので)
ミッションによっては戦車(スチュアートorシャーマン)を同じように命令できるようです。
セレクトボタンでタクティクス画面、主人公の周囲を俯瞰表示することができ
部下への命令もこの画面が使えます。
ただ、マップ全図ではなく俯瞰画面というのがなんとも操作し難く感じました。
ズーム機能よりも2D表示でマップ全体が表示できたほうが使い勝手が良いと思うのですが…
ともあれMOHヨーロッパ強襲に比べて「部隊指揮」の再現は格段に複雑になっています。
MOHでそのあたりに不満を感じた方には良い点ではないでしょうか?
今のところ1本道のミッションばかりであまり攻略の自由度は高くない感じがします。
時期が時期だけにどうしてもMOHヨーロッパ強襲と比べてしまいます(^^;
BIAにはBIAのよさがあるとは思うのですが…
ゴーストリコン系が好きな人にはオススメだと思います。
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