”小松の寧憤”オフ会 激闘編
− 2002/09/21金沢 −


参加者:キムッチさん マラ・ブランさん あかときいろさん 管理人





6時半起床。

準備らしい準備をしていなかったのでさっそく荷物をまとめはじめる。

部屋のあちこちに散乱しているWTMからブランさんとトレードする物を探し出したり
(まるで潮干狩りのように:笑)

埋もれていたPS2を発掘する。

…部屋が”腐海”な私はそれだけでも大作業なのだが、さすがに1時間もあれば準備完了。

待ち合わせは9時10分なので、汗と埃(笑)を落とすべく朝風呂に入る。

いい気持ちで風呂を上がると携帯にキムッチさんからの一報。

かけてみると、少々遅れそうだと言う。

9時に郵便局で荷物を受け取る予定だった私は遅れる分には問題なし。

朝食を済ませて郵便局へ。

…なんで休日窓口に4人も並ぶ?(汗

しかも全員ご老体。

1人1人に猛烈に時間がかかる。

ようやく荷物を受けとって、ここは公園内をショートカット…

…なんでこういう時に秋の交通安全集会?(汗

…

不吉な予感が頭を過ぎる。

小松基地航空祭見学をメインとしたオフ会。

去年は米国テロの影響で航空祭が土壇場で中止となり散々な結果に終わった。

いわゆる”小松の悲憤(ひふん)”と呼ばれるオフ会だ。

そのリベンジである今回。

またも、出だしから不吉なトラブルが続出していた。

前日、キムッチさんの取引先でトラブル発生。

キムッチさんは夜間作業を余儀なくされ、その合い間にオフに参加するという強行軍だ。

(前夜とこの日の夜にも作業予定)

私自身も仕事でトラブルがあり1件はかたずけたものの、時間切れ。

なんともすっきりしない当日を迎えていた。


近くのショッピングセンターでキムッチさんと合流。

予定よりかなりの遅れ。

先を急ぎたいのだが、こういうときにかぎって遅い車ばかりが前に入る。

「”越中さ”はっ!!」とキムッチさん。

富山の人は車が遅いです、と怒っているらしい。

なんでも取り締まりが厳しい富山では自然と安全運転ドライバーが増え、

結果、富山ナンバーは遅い、ということになっているそうな。

…確かに遅い(−−)

すでに金沢駅で”あかときいろ”さんとの合流時間がせまっている。

しかも我々2人は”あかときいろ”さんとの面識はおろか連絡方法も無いのだ(汗)

迷惑承知で電車で移動中のブランさんに電話。

ブランさんの到着のほうが早かった場合の対応をお願いする。

ぷるるる…(携帯着信音)

ブランさんか?はたまた”あかときいろ”さんか?!!

『おはようございますぅ〜』

なんと!北海道の義経さんだ!

前回共に涙を飲みながら今回参加できなかった唯一の戦友(とも)!

その義経さんがオフを知って、さっそく電話してきてくれたのだ。

感動に咽びながらも近況などを語り合う。

まるで紅白の時にメッセージを送ってくる南極観測隊のような…

ともあれ感謝。

結局途中から高速にのって、金沢駅に到着。

なんとかブランさんの到着前には改札へ辿り付けたものの、

ブランさんが先に”あかときいろ”さんと合流。

”あかときいろ”さん申し訳なかったです(^^;)

これでオフ会参加者が全員集結。

”あかときいろ”さんとキムッチさんが車の調整をする間

ブランさんと駅ビル内のゲーセンへ。

去年、ブランさん到着を待つ間、トロの洗面器をGETした思い出のゲーセンは

サプライズ物がほとんどなくなっていた。

かわりにガチャでブランさんがガンダムシリーズを発見。

さっそくやってみる。

ブランさんは一発でサザビーをGET!

私も…(がちゃり)…よし!赤いMSだ!…

…ガ、ガンキャノン…

捨てまスタ(;´д`) 

(このキャノンはブランさんに回収されその後もオフを共にすることになる)


4人乗りということで”あかときいろ”さんの自動車に全員が乗り込み

一路、金沢市内の米軍放出品の店へ。

道中の車内でキムッチさんのリペイントしたWTM(戦車食玩)の披露があって

ブランさんと私は溜息の連続。

中にはオークションで出品中の現物もあったりして、目の保養になった。

ほどなく市内に到着、場所はすぐに判明…

電気はついてるものの、「CLOSE」の看板が(汗

「きっと午後から営業なんですよ」

というブランさんの言葉を信じて近くのデパ地下で昼食を取る。

ちょうど昼時でどこも満員。

混雑するお好み焼きの店でブランさんは2種類の具が入ったお好み焼き、

あと3人は焼きソバを食べる。

値段の割に…というかみなさんあまり食べない。

「明日のためにも力つけなきゃ!」と1人豪語して

”ガラム&マサラ”というカレーパンの店で揚げたてを購入。

地下道のオブジェに腰掛けて無理やりみなさんに食べさせる(笑)

「こんなことに(オブジェを)つかってるのは私達だけですよほ」

とみな恥かしがっていたが、どうみても腰掛けるのにちょうどいいし、

なにより足元にオロナミンCの空き瓶があったのだからきっと普段から

こういう使い方をされているオブジェなのだ!(断定:笑)

さて、

件の放出品店は予想通り開店♪

しばし店内を散策する。

おもったより品数がなくて、ちょっと残念だったが

聞けば航空祭やイベントでの出店(巡業)がメインのお店とか。

明日も出店するという店主さんがチラシをくれたり情報を教えてくれたり

と親切だったが、どうもこういうときは人見知りしてしまって、

対応はキムッチさんとブランさんにお任せ(汗

商品としては迫撃砲弾の樹脂製ケースがたくさん。

「ポスターに入れるのにいいかも…」という話がでたが

ちょっとポスターには長さが足りないように思った。

こういう店に多い弾薬箱もせっかくのペイントが白スプレーで消されていて

(これは放出時の処置と思われる)いまいち。

ネタにと買おうと思ったレーション(軍用携行食)もメニューが

シチュー系中心だったので温めないと美味しくないだろう

(もちろんそのままでも食べられるが)と断念。

売り物では無いけど、天井から吊るされたミニミ機銃とM16が

無可動銃(実銃を撃てないように加工したもの)だったのが良かった。

ちとM16が錆びていたが年代を考えれば仕方ないかも…

お近くにお寄りの際はそれだけでも見に寄る価値はある。


さて、今回初参加の”あかときいろ”さんは実はまったくの一般人。

航空機も軍事物にも一切感心の無い方。

某アニメ系サイトのつながりでブランさんが地元だからと誘ってくれたのだった。

なので、次は小松空港の脇にある航空プラザで”あかときいろ”さんに

航空機(主に軍用)に接してもらおう♪という計画だった。

そんなわけで一路小松空港へ。

途中、掲示板でもネタになった「喫茶 茶夢」を発見し、

駐車場にまで入ったのだがどうも夜はスナックになるお店のようでなんとなく入りづらい。

結局ブランさんが看板をデジカメで撮影しただけで中には入らなかった。


航空プラザ到着。

三連休ということもあって、我々のような人間で大盛況。

車をとめるのにも一苦労な有様。

去年舐めるように見つくした我々三人は展示されている小学生の絵を

笑いものにしたりして楽しむくらいだ(汗)

一応、二階の模型展示室も一巡り…

思えばもっと”あかときいろ”さんに説明しながら案内すればよかったような(^^;)

その後明日航空祭でアクロバット飛行するパイロットの方々と記念撮影できるという

思わぬ幸運があった。(有名な方なのだそうだ)

一旦車に戻り、キムッチさんの持参したラジコン戦車(M1)の走行披露。

流石に人目が気になって車の周囲を少し走っただけだったが、

迫力満点。砲塔も軽快に回る。

キムッチさんが熱心に薦める理由もわかるというものだ。


次は小松空港の展望デッキへ。

昨年、遠望できる航空機を恨めしげに見守った思い出の場所…

前日というのに巨大望遠レンズを持った撮影目的の方々で一杯だった。

遠望できる航空機もまばらで、早々に階下へ引き揚げる、

せっかく小松空港にきたのだかから…と

小松市上下水道局発売の冷水ペットボトルと、

小カニの干物を購入。

甘辛い小カニは去年も私が買ったそうな(記憶無し:汗)

ついでに”就航先の物産展”が開催されていたので覗くことに。

仙台出身のブランさんが”一度も見たことが無い”という仙台名産品など

いろいろあり、結局義経さんを偲んで(笑)北海道の「あざらしのたまご」チョコを購入した。

去年とほとんど変わってない「小学生の絵画展」を鑑賞したり、

マスコットキャラクターの名前募集に投稿したりして空港を満喫した。

(帰り際またも先ほどのアクロバットチームご一行とすれ違い手を振ってもらう:笑)


次の目的地まで車内でおやつタイム。

ブランさんのお土産である抹茶ゴーフルやさっき買った

小カニ、”あざらしのたまご”チョコを食べる。

どれもなかなか美味しい。

あざらしのたまごはゴマの練りこんだチョコクリームで餡を包んだようなお菓子。

少々、ゴマの風味がキツ目だがそれはそれ「身体に良い」ということで。

北海道の義経さんに思いを馳せながらいただく。

(その間にも頻繁にメールが入っていたのだが:笑)


トイザラス金沢店に到着。

疲労から顔面蒼白のキムッチさんを車内に残して3人で散策。

当初の目的であった模型コーナーへブランさんと”あかときいろ”さんを残し

私はアクションフィギュアコーナーへ。

やはり富山店同様、アクションフィギュア(ようはGIジョー)は撤退の方向で

クリアランス(特売品)が数種残るのみ。

店内に回教徒スタイルの外人さんが見えたのでブランさんと

「どんな玩具を見ているんでしょうね」

と静かに接近。観察する…

戦車のラジコン…

先ほどのインパクトもあってブランさんとしばし購入を検討したが

(デジQという小型の安物)、

結局特売品のスターウォーズEp2フィギュア(マスター某が1000円)やら

PSソフト(HOSIGAMIが1980円)など何点か購入しただけに留まった。


夕食は昨年同様、”第七餃子”。

連休であるし、時間も時間なので電話で予約できないかキムッチさんが連絡をとる。

「残念。予約は10人からですって」

人数でなくて”10人前”からだったら大丈夫なのにぃ(笑)

幸い、到着してみればそれほど混雑していない。

個室の待ち時間30分を向かいのショッピングセンターで潰す。

去年の記憶がよみがえってきて懐かしい。

閉鎖間際のゲーセンで遊んだ事や、

私が二階へいったまま本屋で引っ掛かって中々帰ってこなかった等等。

今年はCD&ゲーム屋に”閉鎖のおしらせ”が貼られていたり

閉鎖されたはずのゲーセンが二階に新設(?)されていたり

食品売り場にWTMを探してみたり(無かったけど:笑)

そんなこんなであっという間に時間が来て

個室へ御案内。

(そうそう、受付にウーパールーパーがいた:汗)


オフ会で個室といえば、持ち寄ったネタ披露大会(笑)

まずはWTMのトレード。

”あかときいろ”さんにも何両かむりやり渡す(笑)

それと先ほど購入したSWEp2のフィギュアをネタに遊ぶ。

以前から可動素体(ボトムズとは関係無し:笑)を

キムッチさんに差し上げると言っていたので、このフィギュアを…

妙にリアルな表情のスキンヘッドの黒人…(笑)

それをキムッチさんがポージングさせるのでさらに盛り上がる。

参加できなかった義経さんの変わりにテーブルを囲ませたり(嘘)


昼食時もそうだったのだが、やはりこの面子は食が細い。

「とりあえず…」

と頼んだ分で追加注文無し。

それでも残って、私がたいらげる事に(笑)

みんなもっと食べよう!

(お前が食べすぎという説も:汗)


キムッチさんはあと数時間後にまた夜間作業があるので

このあたりでお別れすることに。

一旦、キムッチさんの車から私の荷物(PS2)を回収し

温泉のあるホテルにチェックイン。

(ここでキムッチさんとはお別れ)

ホテルは結構豪華な部屋。

ブランさんとはお隣同士だ。

不安だったTVも、大型で前面に入力端子があって文句無し!

さぁ!ゲーム大会だ!…と思ったら、

ブランさんが「ガンダム0083(映画版)」のDVDを取り出す。

聞けば”あかときいろ”さんが観た事がないので、との事。

たしかに、”小松の悲憤”自体このOVAの副題”ジオンの残光”にかなり

影響をうけており、今日の道中でもここそこでその台詞をもじった会話が飛び交っていた。

確かに、明日の本番を楽しんでもらうには予備知識として必要かも…

(大体、キムッチさんが待ち合わせの目印に私を”ザメル”と称して伝えていたのだが、

”あかときいろ”さんはザメルを知らなかった:笑)

キャプチャーで飛ばしながらといってもそこはそれ観て欲しいシーンは結構ある。

まして私もブランさんも大好きな作品だけに、見入る見入る。

…終了。

さ、さぁ、ゲームを…

ブランさんが「ガンダム0079」のPSソフトを取り出す。

そう!伝説の米国製”実写版ガンダム”である!

くはー

これは見たい。

…で、結局押し切られ、0079を見ることに…

しかもこのゲーム、ADVもどきなので、ムービーが大半を占める。

長い長い。

30分では終わらない。

しかも脳髄を直撃する内容である。

つっこみどころ満載。

爆笑の嵐で鑑賞終了。


「さて、明日もあるので今日はこのあたりで…」
ということになり、

”あかときいろ”さんは帰宅。

ブランさんは自室備え付けの風呂に入って寝ます、と引き上げてしまった。


…

その後、三時半くらいまで

独りゲームをしたり、温泉に入ったりしてたのは秘密である…

(流石に”ザ・警察官”は寂し過ぎるのでプレイしなかった:笑)

いいの!楽しかったのっ!!


でも真面目な話、温泉は良かった!

ビジネスホテルみたいな造りなんであんまり期待してなかったのだが、

露天風呂はある、ジャグジーはある。

温泉も二種類(高温と低温)ある。等等。

シャンプーも歯ブラシ、髭剃りも

なんと垢すり用手ぬぐいまで使い放題!

ただ一点、

サウナに入るには備え付けのパンツ着用が必須なのだが、

これが気持ち悪い。

汗をかいてべったり…(;´д`)

ちと汗かきデブーには酷なり。

 
あとは、飲料の自販機はあるけど、おつまみもなにも食べ物が

売店しかなく、閉まると入手できないのが痛い。

(夜中館内を食料を求めて彷徨ってました)


下の部屋と思われるアラームに苦しめられて結局ほとんど寝れないまま

翌日に突入するのだった…



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