”小松の寧憤”オフ会 完結編
− 2002/09/22小松 −


参加者:キムッチさん マラ・ブランさん あかときいろさん 管理人




ホテルのロビー。午前7時10分。

「降ってますよ」

開口一番、”あかときいろ”さん。

2時ごろ露天風呂から夜空を見上げたときには晴れていたのに…

ブランさんとキムッチさんはこの時点で風呂で合流完了。

予定よりはやく7時半前にはチェックアウト。

小雨が降ったり止んだりという中、吉牛で朝食。

私が騒ぐのでコンビニに寄ってから(プロペラントの補給:笑)

いよいよ小松空港へ。

道中、ブランさんがチョコQでGETしたニホンザルがあまりに凄い表情なので、

私が同時に出たイノシシとで即興0083ネタをやる。

サル:「満腹だろうな!でもそれは芋をとられたサル達には屈辱なんだっ!!」

猪:「…無理も無い。随分蔦を噛んだようだな…」

こんなの。(元ネタ知らない人には何がなんだか…)


キムッチさんの誘導で基地内の臨時駐車場へ向かう。

その脇はすでに長蛇の列。

「基地内へはバスでしか入れません。その行列です。」

マジですか(;´д`) 

岐阜の航空祭しかいったことのない私は当然徒歩で入場できると思い込んでいた。

誤算。

「コ◆ケの待ち列並ですねぇ」

というブランさんの一言で私の頭の中はイベントモードに切り替わる(笑)

駐車場のすぐ横がその行列の終点、バス乗り場なのだが、

真面目な皆さんは最後尾に向かって来た道を戻りはじめる。

…(;´д`)^^

ダ、ダメダ… <(心の声:笑)

ここに並んでは負けるっ!!(謎)

最早、野生の勘とも言える強迫観念にかられ、

キムッチさんにあれこれ周囲の状況を質問する。

聞けばこの先にもう1つ別のバス乗り場があるという。

ここに来るバスはそこを経由して来ているのだ。

…

行くしか無い。

唖然とするブランさんと”あかときいろ”さんを列に残して

キムッチさんが付き合ってくれる。

果たして…

そちらにも列はあるにはあったが、短くそして進むのが速い!

すぐさまブランさんに連絡、こちらへ呼び寄せる。

待つ事20分弱でバスに乗車、キムッチさんの指示で右側に座る。

会場までの道中、こちら側から戦闘機の駐機場が見えるらしい。

このあたりは流石地元。

会場前にイーグルを車内から撮影して一同喜ぶ。


しかし、バスを降りてもそこから会場まではかなり歩かされた。

(入場方法はもっと改善されてもいいのではないかなぁ…)

ようやく会場。

凄まじい人出。

人の海の中に展示機が埋もれているといった感じだ。

まずは手前のF4ファントムから…という所までは一緒だったのだが

その後ではやくもはぐれる

はやすぎ(笑)

結局ブランさんと”あかときいろ”さん、私とキムッチさんというペア。

米軍機(F18ホーネット)の前が凄い人垣で近寄れない、身動きできない。

「あっちが空いてますよ、先にあっちにしましょう!」

というキムッチさんの指す方向にはF15が展示されている。

なるほど確かに空いている。

…

モデル撮影会でした(;´д`) 

モデルのお姉さん、邪魔です…(空いてるわけだ)


ここに来ている人の大半は「飛行機が撮りたい」であって

自分の姿すら普通撮影しないだろう。

私達の近くでも「邪魔なんじゃ( ゚Д゚)ゴルァ」という声が(実話)

必死に撮りまくっていたのは企画した某新聞社関係の方々だけかと…


そうこうする間にデモフライトがはじまる。

北陸に初見参というF2支援戦闘機をはじめ、

UH−60Jヘリコプターなどが飛び交う。

F2は岐阜で結構見慣れているのだが、やはり機動性は良い。

F15のフライトが始まる前にブランさん組と合流。

先ほどのF15展示の後方に座り込んでF15のフライトを堪能する。

午前の目玉といえる昨日のアクロバットチームも曇天の中素晴らしい飛行を見せた。

拍手喝采。


さて、ブルーインパルスの飛行がはじまる前に昼食を…

という話になった所へ、私の耳に展示機の案内アナウンスが聞こえてくる。

なんと、AH−01Sヒューイコブラ対戦車ヘリコプターがきていたのだ!

これに反応したのは陸モノ好きの私だけだったので(当然か)

みなさんは昼食へ。私は後で合流することに。


会場の外れにコブラをはじめ陸自の対空部隊が展示していたのだが

こちらは凄いサービス内容。

短SAM(地対空ミサイル)の誘導装置を覗かせて操作させてくれたり、

対空機関砲の銃座に座らせてくれたり、

メットとボディーアーマーを試着させてくれたり、

果てはスティンガー対空ミサイル(のダミー)まで構えさせてくれるのだ!!

(メタルギアソリッドでおなじみのやつ)

コブラどころの騒ぎではない。

目の色を変えて大喜びの私(笑)

…

心配したキムッチさんからの電話で我にかえる。

(あまりに突っ込んだ質問をして隊員に疑惑の目で見られるし:汗)


ハンガー内の救護所の近くに居るというので行ってみると

紙切れを敷いた(これがまた涙を誘う)ブランさんと”あかときいろ”さんが

疲れた様子で座りこんでいる。

聞けば焼きそばやらお好み焼きやらの定番屋台には長蛇の列で昼食が買えず

やむなくお土産商品の”航空自衛隊小松基地クッキー”を買って食べていたとの事。

(これが商品名らしい。あなどれんな:笑)

背景が救護所のテントということもあいまって、何気に難民を思わせる寂しさが漂っている…

よし!ここは私が!

と意気込んで屋台へ向かったものの…

どの屋台も売り切れで今まさに調理中。

そこにまだ増える長蛇の列…

玉砕してすごすごと戻り、クッキーを貪る。

「ノルマは4個です」

というブランさんの呟きがまた泣ける。

(甘過ぎるのだ)


その後、1人で留守番しているとキムッチさん帰還。

ハンガー内のF15関係展示物を撮影してきたらしい。

「…もしかしてこういう時のために買ってたんですか?」

と私が咥えている魚肉ソーセージを指す。

途中のコンビニで私だけが食料を購入していたのだ。

まぁ、イベント慣れってとこか(特異な:汗)


君はまだ未熟っ!


…全部自分で食べました。(ひどいやつだ)


さて、いよいよブルーインパルス。

…が、

パラパラと小雨模様。

一応、ハンガーの出入り口付近を確保完了。

風もあり、小雨のパラつく中、見事なフライト。

スモークが曇天に映えないのが惜しい。

最後の飛行の前にキムッチさんの薦めで撤収開始。

この人数が一斉にバス乗り場へ殺到するのである。

懸命な判断だ。


…が、


「あそこで記念撮影していきましょう!」

そう!

去年、金網越しに眺めた旧型機。

セイバーやらスターファイターやら…

確かにオフを締めくくるには相応しい場所だ。

一番手前のセイバーでかわるがわるシャッターを切り撮影完了。

(シャッターを頼める人影などない)


バス停へ移動中、またも二組にわかれる。

私とキムッチさんはトイレに。

ブランさんと”あかときいろ”さんがバス停に。

そう、ここの航空祭はトイレの数も少なくて猛烈に並ぶ。

最後ということでもあるのか、自衛隊の建物の中のトイレ使用を許された。

結構穴場かも。

そうこうするうちにバス停へは人の波。

まったくブランさん達は判別できない。

とりあえず先を急ぐ。

すると後方からブランさん達が追いついてきた

あれ?(・∀・)?

いつのまにか追い越していたようである。

「走っていたからすぐわかりましたよ」

…

無意識のうちに走っていたらしい(;´д`) 

こういうコ◆ケを連想させる状況では自然と身体が動くようなのだ(汗)

この先に何があるわけでもないのにその後も全力で急ぐ。

舗装道路脇の竹やぶを駆け抜ける(笑)

ひたすら前進!

ほとんど並ぶことなくバスの前へ。

「…大変だ!キムッチさんが居ません!」

構わぬ!彼を信じろ!

とばかりにさっさとバスに乗り込む私(酷過ぎ)

これがはぐれたのがキムッチさん以外なら私も躊躇したろうが、

この場を一番経験しているキムッチさんなら問題ないと判断した。

バスに揺られながらキムッチさんに電話するが応答無し。

ちと不安になる。

途中の駐機場には出番を終えたイーグル達が整然と並んでいたが、

バスが高速だったのであまりうまく撮影できなかった。

次のバスでブランさんと”あかときいろ”さんも駐車場に到着。

キムッチさんの到着を待つ。

何度電話しても応答無し。

「…これで自衛隊の人が電話に出たりして…」
(倒れて救護所に運ばれているという想定)

が、

「あ!キムッチさんだ!!キムッチさんですよ!!」

見れば彼方(笑)からキムッチさんが駆けてくる。

緑の芝生の上、まるでなにかの1シーンのよう…

シャッターチャーンス!(w)

察したキムッチさんがカメラを構えると車の影に隠れる。

「やめなさいよ」

ごめん、無駄に疲れさせたね(笑)


さぁ!脱出だ!!

かなり早い段階で駐車場を出たのだが、やはり大きな通りへ出るのは一苦労。

披露困憊で意識を失いかけているキムッチさん(とどめを指したのは私だという話も…↑)

の判断でブランさんを金沢でなく小松駅へ降ろすことに。

と、ここまでは良かった。


小松駅までは上手くいっていたのだ!

「指定とれました。まだ1時間あります」

というブランさんの言葉が悪夢のはじまりになろうとは…


で、駅近くの某デパートで休憩することにする。

なにせ昼食もまともにとっていないのだ。

軽くなにか食べながら…というわけ。

さっそくビル内に駐車して上階のレストランへ。


『係員が案内しますのでお待ちください』


…めちゃ席空いてるやん。

係員おらへんし…

店員に声をかけると

「空いてる席にお座りください」

とまるで当然のような物言い…

ここですでにムカっと来た。

これに限らず、思い出すのもムカつく対応に私がキレ気味。

「コーヒーまだか!( ゚Д゚)ゴルァ」

という要求に、かなり待たせた挙句、無言のまま

洗ったばかりの灰皿をドンと投げ捨てるように置いていくという

謎な行為に完全にブチギレ。

コーヒーを待たずに店を出る。


…すると…

となりの店の壁の凹みに

WTMがぱんぱんに詰まったビニール袋

が置いてあるではないか!

このキレ気味の私に神がくれたのか?

いや、そうでなくて何だというのだっ!!

と手を伸ばそうとして、皆に取り押さえられる。

はなせぇ、離してくれぇぇぇ〜

そのまま地階へ連行される(笑)

(かなりボケていて、正直メンバーの誰かが置き忘れたのだと思った:汗)

地階のフルーツパーラーで果実ジュースを飲むことにする。

が

”あかときいろ”さんの注文になって

「苺ジュースください」

「苺はありません」(当然という口調で)

…

メニューから消しとけ!( ゚Д゚)ゴルァ!

済みませんの一言もないのか!( ゚Д゚)ゴルァ!!

…

小松にお寄りの際は某Dデパートへ絶対行かないよう強く勧めます。

つーか、警告。


で、怒りまくった1時間が過ぎ、駅でブランさんとお別れ。

(でもこの1時間のお陰で特殊掲示板をつくることになったり、
オフ後三日間無線封鎖作戦が決定したりした:笑)

さぁ!金沢市内へ!!

…

大渋滞

…

後席でキムッチさんが仮眠をとれたのが唯一の救い

私も途中何度か意識を失ってしまい、

”あかときいろ”さんには本当に申し訳なかったです。

「(起きた)…ンぁ?…今どこれす?」

「…まだトイザラス(距離にして中間地点)です…」

遠い、金沢市内は遠かった…


その後、金沢市内で”あかときいろ”さんとお別れ。


半死状態のキムッチさんを酷使して送ってもらいました。


最後の最後で後味の悪いオフ会になりましたが、

”悲憤”であった航空祭も曇天とはいえ開催され、

全体的には大成功だったと思います。



残念ながら参加できなかった義経さん、

「監視されているのでは?」と皆が驚くほど的確なメールを逐一頂き、

ありがとうございました。

ご要望通りオフレポ完成させましたが少しでも雰囲気が伝われば幸いです。



マラ・ブランさん、

私がメールできないプリケーなので義経さんへの応答を全てお願いしてしまい

申し訳なかったです。

しかも翌日は上京というハードスケジュールの中、ぎりぎりまで留まってもらい、

ありがとうございました。



あかろきいろさん

まったく興味の無い場所&ネタにも関わらず、二日間も運転手をさせてしまい

本当に申し訳なかったです。

これに懲りずに遊んでくださいませ。



キムッチさん

スケジュールの調整から、宿の予約まで今回は本当にお手数お掛けしました。

しかも前日のトラブル(仕事)。夜は仕事、昼はオフ会…

顔面蒼白になりながらも笑顔を絶やさない姿は感動しました(笑)。

本当にお疲れさま。

(最後の最後に模型屋まで寄らせるし:汗)



では、また次のオフ会で!!





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