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第三帝国興亡記
 −AUFSTIEG UND FALL DES DRITTEN REICHES−

機種:PS2
発売元:グローバル・A・エンタテインメント
価格: 6800円 
発売日:2004/01/15 


※まずは公式サイトを御覧になることをお薦めします。

1.初回購入特典を逃すな

購入のきっかけ(汗)となった初回特典の「ポルシェ砲塔キングタイガー」ですが 同梱されているのではなくて、別箱でついてくるので店頭で購入の際は確認してください。 私も3軒目でようやく(それも念押しして:汗)特典がつきました(^^; 確かに同梱でないとお店も見落とし易いですからね。 あとは「予約特典」と勘違いしてる場合もあります。 「購入特典」です!と言い切りましょう。 デキは…まぁそれなりですが(^^; 2.このソフトDVDにあらず
このソフト、今時CDです!! 頼みますよぉ、初期型PS2だと読み込みうるさいんですよぉ(;´д`) ^^ なので古いPS2をお持ちの方&読込み頻度が気になる方にはお薦めしません。 この手のSLGは時間かかるんだからほんとDVDにしてほしかったです。 CDだという時点でやる気がかなり萎えました。 3.全体の雰囲気
まだほとんどプレイしてない(30分未満)ので初見報告だと思って読んでください。 イメージ的にはなんとなく初期の(光栄のね)三国志とか信長な感じです。 ヨーロッパ全体の地図がヘクスでなく国境(?)でわけられていて、それぞれに 「東ドイツ」だとか「オーストリア」とか地域名や国名が表示されています。 各地域には産出する資源(石油など)の他に「生産ライン」というパラメーター があり、産業のさかんな地域ほどこの生産ラインの数が多いようです。 生産ライン1つにつき1個の兵器の生産を割り当てる事ができます。 一度割り当てた生産ラインは変更するまで勝手に造りつづけるようです。 領土を広げればその分、生産ラインも増えて一度に生産できる兵器も増えるという のが「大戦略」とは違う感じでしょうか。 あとはとにかく文字が多い画面です。一応順を追って説明はしてくれるようですが 切り替えるサブ画面も多く、読むことが苦痛な人はダメかもしれません。 説明書をしっかり読めという話もありますが(^^;  <いつも読まない男 シナリオはポーランド侵攻からはじまるキャンペーンのほかに 4つほどあり、慣れないうちはそうした途中シナリオからはじめるべきかも。 ただ、途中からだと状況の把握がかなり大変だとは思いますけど。 4.戦闘(部隊の編成)
全体画面で敵領土への侵攻作戦を決定すると、 次はその地域の拡大マップで戦闘を行ないます。 (全体マップ⇒地域拡大マップという移行が光栄風味を感じさせるのかも) 地域拡大マップにもヘクスはなくて、自動配置された部隊に移動目標を設定すると じりじりマップ上を部隊のアイコンが動き出します。 このアイコンは1個が1師団になっていてちゃんと戦車師団とか歩兵師団とか 編成内容によって表示が違うんですけど・・・かなり見難いですなぁ。(−−; アイコンが敵と接触すると戦闘開始。 画面がブラックアウトして戦闘画面になりますが、急に戦闘画面へ入るので どこの部隊がどの地点で戦闘になったのか注意してないとわけがわかりません。 師団の編成は実際に戦闘画面に出てくる「前衛」「中衛」「後衛」と 師団のパラメーターに関係する「支援1」「支援2」「支援3」の最大6部隊。 例えば… **師団 指揮官:*** 前衛:T号戦車(3) 中衛:U号戦車(3) 後衛:U号戦車(3) 支援1:装甲偵察車 支援2:20mm対空砲 支援3:105mm野砲 こんな感じです、 前衛部隊の(3)というのはどうも3個大隊を指すようで、 実際の表示では2ユニットで1個大隊、最大6ユニットが画面にならびます。 損害をうけると(2)とか(1)に変化していくわけですね。 5.戦闘シーン
戦闘は単純に前衛から順にユニットが3段にならんで撃ち合いするだけ。 ムービーはありません。戦闘の度に同じムービーを見せられないだけマシですか。 「90種類以上にも及ぶ兵器モデルと美麗な背景」という宣伝文句ですが、 兵器モデルもオプション画面で別観賞できるという意味が強いです。 実際の戦闘シーンでは後方斜め上からのビューでちまちま並んでるだけですので。 デモムービーばりの戦闘を期待すると裏切られます。 今は「指揮官におまかせ」の自動戦闘だったので手動でやれば違った事もできるのかも。 ここで、戦車部隊だと「電撃戦」という必殺技(汗)的なコマンドがあるのが特徴。 指揮官のポイントを使用して発動するので乱発できなかったり、 失敗することもあるという制約付き。 成功すると敵軍をスツーカが急降下爆撃して戦車部隊が突撃。 敵に大ダメージを与えられます。 大戦略系のSLGではどうしても航空兵力がメインになってしまうだけに こういう方法をとったのでしょう。戦車好きには嬉しいシステムです♪ そういえば編成したり指揮したりするのは陸軍部隊だけのような… 今後増えるのかもしれませんが、正に「戦車万歳!」なゲームなのでしょう。 地域拡大マップには地形のほかに都市も配置されているのですが、 これがちゃんと実際の都市名がつけられていたり、 拡大マップで部隊の移動先を指定すると定規でひいたような直線ではなく、 曲線で矢印が「それらしく」引かれたりと、なかなか凝った造りです。 都市が歩兵部隊で占領できるのはこの手のSLGにはありがちですが 占領すると作戦の制限時間が延長されるという点が目新しいです。 6.兵器開発
兵器開発も期待の部分。 パッケージ裏には「幻の兵器も…」とか書かれてますが 開始時にできるのは「V号戦車」「U号戦車火炎放射型」の2つのみ・・・ 先は長いです>幻の兵器(^^; 資源を追加投入すると開発完了が早くなるという事のようです。 7.総括
取り急ぎ感触だけでもと思い急ぎましたのでプレイ時間は僅かですが かなり好き嫌いのわかれるソフトだと思います。 戦闘を単純化してSLGが苦手な人にもプレイできるようにという メーカーの意図は伝わるのですが、戦略画面の情報量(文字)の多さに まず慣れないと先に進めないでしょう。 慣れてしまえばサクサクいけそうな感じなんですけど… とにもかくにも久しぶりの「ドイツ軍が主人公」なゲームですから それだけで充分!という方は購入してください(^^; 最後に念を押しておきますが… ・CDソフト ・戦闘シーンがショボい ・陸軍(特に戦車)がメイン というソフトです。 演出過多のゲームに飽きた方にはお薦めの渋ゲーとも言えるかも。
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