ロボコップという映画を御存知だろうか?
「国家」では無く、「企業」が力を持っている世界。
分かり易く言うとアーマードコア(以下AC)の世界はそういった感じだ。
ただ、プレイヤーは「ロボコップ(民衆側)」では無く、企業側の手先となって悪事の限りを…
コホン。
企業の抱える様々な問題を依頼として受け、
大型機動兵器ACを駆って「解決」していくのである!(笑)
何と言ってもACの特徴は報酬で様々なパーツを買い揃え、自分にあったACを組み上げられる事だ。
その組み合わせ数、実に100億以上!!
カラーリングやエンブレムマークなど、個性を演出できる要素は多い。
反面、キャラクターはプレイヤーキャラクターを含め全登場人物が名前のみで顔グラフィックすらない。
(一部通信で音声は有り)
ACが顔であり、登場人物そのものなのだ。
その点は同じような世界設定の「エースコンバット3」とは異なる演出である。
荒んだ(友人曰く)シナリオと、非キャラクター性に抵抗を感じる人には薦めない。
だが、昨今多い「勧善懲悪ストーリー」、「キャラクターが『売り』」的なゲームに辟易している人には是非やって頂きたい。
正義も主張も無く、ヒロインすら無い。
「エリア88」、「装甲騎兵ボトムズ」に通じる”漢(男)”の世界がそこにある。
たまにはアウトローを気取るのも悪くないのでは?
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